ヘタレな龍のバレンタイン

「・・・・ちょっと!・・・離してください!」



何て考えてる時に見えた光景は、女の子が何か男に腕を掴まれている様子の光景だ。



「うっせえなぁ、ちょっと家まで来てもらうだけだって」



如何にも怪しげな男だが、多分家に連れ込んでよからぬ事するんだろうな。



でもまぁ僕はあんな怖い人とケンカしたくないし、話しかける勇気もないのだ。