ヘタレな龍のバレンタイン

「そんな事ないよ、自分で望んだ事だしね」



「いえ、私何てきっと一人じゃ寂しくて泣いちゃうもん、それに一人だけで生活何て絶対無理です、凄いです」



泣いちゃうもんって言い方可愛い、何かいいな、こんな会話だけでも僕にはたまらなく嬉しい。



「そんなふうに言ってくれてありがと、女の子に誉められたの初めてだからメッチャ嬉しい」



「そうなんですか?女の子に誉められたの初めてって男子校でも通ってたんですか?」



「いや、共学だけど・・ほら・・・僕普通な感じな男だし・・・・あんま話しかけられなかったっていうか・・・だから女の子の友達もいないんですよね・・・・」



まぁ自分からは女の子になかなか話掛けれないからってのが一番の理由だとは思うけど。