ヘタレな龍のバレンタイン

大人達は知らない振りをするなかで、僕は救出に向かったんだから。



まぁ警察には頼ったが、別に良いだろ。



「それにしても可愛いかったなぁ」



僕はそのまま立ち尽くし、ボケーッとニヤケていたらしく、何か子供達と保護者の方がジッと見てくる。