部室に戻ると
騒ぎを聞き付けた、別の部活の顧問と警察が
部員にいろいろ聞いていた。

「すいません、この生徒が第1発見者です」

「わかりました、君、こっちに来なさい」

自分は、警察官に言われたとうりにパトカーに乗った

「他の部員の皆さんは、活動を始めてもいいですので!ご協力ありがとうございました」

パトカーの中は
意外に広かった。

「えっと僕は、警察官の神崎と言います。君の名前は??」

『中川奈津美です』

神崎さんは、手帳の様な物に書き込んでいた。

「中川さんが、第1発見者だね。それで…先に言っとくね、こうゆう事件は、第1発見者が1番怪しいし疑われるんだ。例え自分はやっていなくてもね」
『わかりました…』

それからは、指紋をとったり
いろいろと聞かれたりした。

神崎さんは、自分が質問に答える時、目をじっと見つめて来る。
それが、なんだか嫌で ずっと下を向いて答えていた。

そして最後に

「中川さんは、バスケ部の中で…いじめられたりとか、誰かを恨んだりしてるかぃ??」

私は最初、答えに困ったが

『いじめられてます』

「誰から?」

『部員全員です』

「何でかな??」