隣で眠るあなたの吐息を感じながら
だけど5㌢の距離は思いがけなく
いつまでも埋まらなく遠く
分かっていながらもがいた日々は
今無駄に私に傷跡ばかり残した
不意に痛む古傷にいつまでも
苦しめられまいともがくほど
えぐるように君が脳裏に焼き付いて
もう一度目を醒ませば
あの日々が帰ってくるような錯覚
忘れても忘れても足りないくらい
君は奥深くに根付いてしまっていて
もう一度あの道を通る日は
ますます先になりそうだ