次の日、二人の会話は少なく二人とも黙っていた。
ちゃくちゃくと縮まってきている寿命、正は声に出さなくとも、心の中では自分は本当に死ぬんだろうか?と少しながら考えていた。

そして、正は仕事に出かけた。美保は、茶碗を台所に持っていった。



もうすぐ、正が死ぬであろう日時が迫ってきていた。