(何てことだ!頭が変になりそうだ。)

「あなた、本当の現実を見すぎて疲れてるんじゃない?」
と美保が意味深な慰めを言うと、下を向いてニヤついていた。

美保の慰めもむなしく、正は食欲を無くして寝床に向かった。