そして一週間後。
正が自宅のアパートに帰宅すると、各部屋のドアの前にちょっとぶ厚めの再生紙で作られてそうな本がおかれていた。

「何だコレは?新しい電話帳か何かか?」
とブツブツ独り言を言いながら部屋に入って玄関のドアを閉めようとすると、反対からドアを引っ張る者がいた。