「えぇ、そのことでしたら一週間後に決めました。」
「はい、わかりました。吉田さん、くれぐれも奥さんをお大事に。」
そして、看護婦も、
「お大事に。それと、その赤ちゃん・・・」
「名前は真由美にたった今、決まりました。」
「そうでしたか~、じゃあ真由美ちゃんはもう少し病院で様子を診ますから、元気になったら前もって連絡しますね。」
と部屋から出て行った。
その後、赤ん坊の名前は医師たちにより役所に登録されていた。