次の日からは、正は何も変わったことなく、仕事場へ行くという毎日の日課を続けた。

一週間後、仕事が早く終わったので美保のいる病院へと向かった。病院に着くと美保が、
「あのねぇあなた、私もう元気になってきたから一週間後に退院しようと思うの・・・どう思う?それと、赤ん坊の名前を今日の・・・あと十分で決めなくちゃいけないの。どうする?」
(なにー!どうして突然すさまじいこと言ってくるんだー。おかしいぞ!出産後には、さんじょく期というものがあるし、子供の名前だってそんなにすぐには・・・まぁ、しょうがないこのさい。)