次の日の朝、正はいつものように起きて台所へ行った。
テーブルの上を見るが、コーヒーは無かった。
(やっぱり、昨日の事は仕返しだったんだな)
と思い、今日はコーヒーの事は黙っておこうと、テレビの電源を点けた。テレビは午前七時十秒前の時計の画面になっていた。


プップップッ プーー。


コトッ。
(何だ?コトッって?)
と正は音のしたテーブルを見ると、コーヒーがおいてあった。