「何分何秒で用意すればいい?」
美保は真剣な目で正に尋ねた。
(どーして、そんなこと聞くんだ!?
俺が毎日、何分でしろ!!とか何十秒で、出来るだろう!とか言うと、いやな顔するのに・・・
そうか!もしかして、やっと俺の言ってる事が正しいと、わかってくれたんだな。そうか・・・そうだよな!)
と心で解釈した正は自信満々に
「五分三十秒後に、夜食を頼むよ。」
美保は、にっこり笑って台所に姿を消した。その後、夜食は時間通りに出てきた。
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