先生のメイドさま


声が遠くなりあたしは教壇の影から顔を出す

 「行ったみたいですね…」
 「…茅智は俺と一緒のとこそんなに見られたくないわけ?」
 「…そうじゃないですけど…あなたの仕事に支障が出ても嫌ですからね」

あたしは彼に向いて言った