「え…あ、はい…」

あたしは彼の隣の椅子に座って誰かの言葉を待った

 「ねぇ?茅智さん?私たち見てどう思う?」

急に透さんが彼と自分を指差して聞いてくる

 (…え…なにそれ、)
 「え…と、」

あたしは感情の整理がつかなくて言葉に詰まる

 「お似合いでしょ?」

透さんは笑ってあたしに言ってきた

 (…いやだ…ここにいたくない…)