「その呼び方、いい加減にやめてくんねーか?」

その言葉と共に現れたのは……。

「あーっ!」

私は驚いた。

「い……い……い……」

五十嵐雄平!

つーか、何で!?

突然の再会に驚いている私をよそに、
「山田、下がれ」
と、言った。

山田さんは丁寧に頭を下げると、
「かしこまりました」
と、言って去って行った。

えーっ!?

行くんかい!?

「さて…」

私を見る五十嵐。

思わず1歩下がる。

「逃げることねーだろ」

言葉と共に、距離を縮めようとする五十嵐。

わーっ!

くるんじゃないー!

「何せ、お前は俺の秘書だからな」

は?

ひ、秘書……?

私がこいつの秘書!?