「椋木さん,ちょっと良い?」

「え…あ,うん…」


次の日椋木さんが1人でいるのを見つけると
私は椋木さんを連れて屋上へと歩いて行った。

何をするためかって言ったら椋木さんにチャンス与えるため。


「ねぇ,椋木さん。春翔と別れてよ。
そしたら何も手出さないでいてあげる。」

「何それ…」


私の言葉を聞いて唖然とする椋木さん。


ふんっ
逃げられるのは今のうち何だから。


「嫌や。春翔と別れたくない」

「あ,そう。なら良いわ」


椋木さんはハッキリと嫌と言った。


折角チャンスあげたのに無駄にするとか馬鹿な奴。

もう手加減しねぇ。


そして,私の椋木への虐めは始まった。


*


「……」


ぷっ,唖然としてるし。
アハハッ面白~い。


私は手始めに教科書をゴミ箱に捨てた。

それを教室に戻って来た椋木が見て唖然としていた。