プライド~3姉妹の恋~

「…り…とう」

「え?」

「っ…ありがと…う」


恥ずかしい~!!
ちゃんと言ったからね×2!!


お礼を言いたくて勇気を出して「ありがとう」と言った。
だけど言った事がもの凄く恥ずかしくて私は布団を頭まで被って隠れた。


「おぅ。どういたしまして女王様」


布団を被っている私には,小池の顔が見れない。
だけど絶対小池の奴面白がってるような顔してるはず!
女王と言われた私が
こんな真っ赤な顔してお礼を言うだなんて今までした事ないもん!
お礼なら使用人にだって言った事何回もあるけれど
小池に言うお礼は恥ずかしくて仕方がないんだから。


そして,私は自分が気付かない間に眠りに落ちていた。