……… 今の…幻聴じゃないよね?? 廊下側のまどから いかにも性格が悪そうな声で あたしに話かけたヤツがいた (あの声…!!) 忘れるはずがない あの声は あたしが悩んでる原因の人物の声なんだから ガタッ あたしは慌てて立ち上がって教室の窓から廊下を覗いた (…誰もいない…) そこには、人っこひとりいなかった