「朝から気になってたんだけど…」
「何?」
「紘子、朝から様子が変!何か隠し事?智恵様に言ってみなさい!」
ニヤリと笑いながら智恵が言った。
智恵に隠し事は…出来ない……あたしの姉貴的存在だからね…智恵は…
「わかったわよ!」
昨日の事を話した。
「うそー!!本当に?」
「本当です。」
気恥ずかしさを紛らわすためアイスコーヒーを飲んだ。
「やるわね課長!この鉄より硬い紘子に!」
「何が鉄より硬いのかな?」
「ガードがね?」
2人でくすくす笑いあった。
「でもさ、課長のあの噂があるからね…注意しなさいよ?」
智恵が真剣に言った。
「わかってる。それにあたしのガードは硬い方だから」
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