ダメ王子×わがまま姫

やっぱりそうだったのね。


『私の誕生パーティーのドレスをデザインしてもらったの。』



「お母さんが??」


林さんは?マークを浮かべた。



『えぇ。私と同じ年の娘がいるって言ってたわ。』



しかも林さんとアキコさんは雰囲気が似ている。



「これは運命かも♪お母さんと同じ人の衣装を作るなんて。」


きっとアキコさんを尊敬しているんだろうな。




「美琴ちゃんって呼んでもいい?」



『もちろんよ。』


私は笑ってみせた。



「なら私のことも美優って呼んでね♪」




友達が増えた。



「大同町さん、3年の先輩が読んでるよ〜。」



3年の先輩?


確かにドアのとこには緑色のリボンをつけた人がいる。



『翠先輩……。』