「さっそくラブラブを見せつけてる。ね〜和くん。」



「ね〜夏帆ちん。」



あんたたちのほうが見てて暑い。


夏帆には電話で話した。


私は甘えてるだけかもって相談したら、“男には甘えろ”とだけ言われた。



まぁ気が軽くなったと言えばなったんだけどね。




私達は4人で教室に入った。



「神楽く〜ん!!大同町さんが彼女になったって本当?」


「や〜ん♪黒髪似合う♪♪」


「私の告白はどうなるの?」



女の子達が一斉に神楽の周りに集まって来たから私は跳ね飛ばされた。



『痛いんですけど。』



ん…?


なんで神楽と付き合い出したことみんなが知ってるわけ?



……………。


はは〜ん♪



『夏帆!和樹くん!』



そろそろとその場を逃げようとした二人を呼び止めた。