「ってそんな簡単に気持ち変わらないよな〜。」



はははと笑う神楽を黙って見つめることしかできない。



私は…どうしたいの?



なんか胸がモヤモヤする。



バーンッ!



「あ…花火。キレイだなぁ。」



神楽を照らす花火が…すごくキレイに思えたよ。



「美琴も見てみろよ。」



こっちを見て笑わないで…。



なんで私の心臓が騒がしいの?




なんで………



なんで助けてくれるのはいつも神楽なの?



洗濯機からもギャルからも男達からも…。



全部私を助けたのは神楽。



どうして私の中に入ってくるの?



こんなチャラチャラしたの私のタイプじゃないでしょ?