ダメ王子×わがまま姫

『あんたさっき他の子とキスしてたでしょ!』



調子に乗っている神楽に冷たく言った。



「は?見てたの?!」



目を丸くした神楽はアホ面だ。



…って私がのぞき見してたのバレた。



「そんなに俺が気になるの?」



『なっ!あんたなんか大嫌い!!』



私は走ってその場を離れた。













「美琴ちゃん!大丈夫?」



翠先輩が走って駆け寄ってきた。



「2年のギャルに呼び出されてたの見た人いたから…。」



そうなんだ…。



『すみません。氷が溶けちゃいました。』


持っていた氷はもう水だ。



「いいよ。森にはシップ貼ったから。それより美琴ちゃんのほっぺを早く消毒しなきゃ。」