ダメ王子×わがまま姫

もうダメだ!!



「お前ら何してんの?」



ん?なんか低い声がする。




「み、皆斗くん…。」



ギャル達がざわざわしだした。



「私たちは…別になにも…。」



「うん。な、何もしてないよ。」



なんか声のトーンが高い。



きゃぴきゃぴしてる…。




っていうかさっきキスされてた神楽がなんでここに?



「その足どけろよ。」



なんか…神楽怖い。



ギャルは足をそっと私の背中から離した。




「お前ら2年?兄貴に言われたくなかったら消えろよ。もう美琴に関わるな。」



「こ、こいつが悪いのよ!!」



ボスらしきギャルが泣きながらヒステリックな声で叫んだ。




「今のが聞こえなかった。」



神楽はそのギャルを睨んだ。



私まで怖くなった…。