そんなこと…やってみなきゃわからない。



……今、出来ないって証明されたんだった。



「これはこのボタン押して、時間を設定するだけ。10分にするよ?」



意外に優しく教えてくれた。



私は急いでメモ。



『ありがとう…。』




私のお礼にゆっくり笑った。



なんか神楽先輩に似ててドキッとした。



「俺もサッカー部入ろうかな。」



『私と一緒がいいから〜?』



笑いながらからかってみた。



「うん。兄貴に渡したくないからな。」



真剣な顔して言った神楽にびっくりした。



何か意地悪を言い返してくるのを予想していたから…。



でも今回は違った。