「変態行為は辞めなさい!」



夏帆に双眼鏡を取り上げられた。



『返して〜。泣』




「美琴ってあの背が高い黒髪の人がタイプなんでしょ?」




またもやなぜわかった?!



「あの人って学校で1・2を争うくらいモテるをだよ。ちなみにその相手は神楽。中学の時からすごい人気で入学式の日にファンクラブができたらしい。」



『ブーーーッ!!』


私は飲んでたお茶を吹き出した。




「汚い。」



夏帆が冷めた目でみた。




だって…あの神楽が?!



あの人と1・2を争うなんて…夏帆も冗談キツイわ…。



あの人が王子なら神楽はアメーバくらいの差はあるよ?




「だってあの二人ってきょ」

「大同町さ〜ん、先生が呼んでる。なんか住所の手続きらしい。」



夏帆の話しを遮ってクラスの子が言った。