ダメ王子×わがまま姫

気が付けばもう夕方になっていた。



「私、そろそろ帰るね。」


夏帆が鞄を持った。



「お、俺も!途中まで帰るか。」


「う、うん……。」



夏帆と和樹くんが一緒に帰る姿見るの久しぶりね。


「また明日な。翠と行くから。」



瀬本くんも帰って行った。




教室には私が1人。










ガラッ。



私は1年の教室にきた。



私があそこの席で神楽がここ。



私は神楽がいた席に座って机に伏せた。




神楽の温もりも匂いもない。


でも確かに神楽を感じれる。



『あぁ〜。私明日には星の妻になるのに何考えてるのよ。』



頭を抱えた。



目から1筋の涙。