美琴を置き去りにした俺が悪いってことは知っている。



でも……悲しかった。




今、この雑誌を見ても思い出すのは美琴の笑顔。



今までいろんな壁を乗り越えてきた。



でも今回は……さすがにキツイ。




「皆斗、大同町家の娘が婚約するからといって途中辞めにはするな。お前は時期社長だぞ。」



『わかってますよ、父さん。』




俺は…逃げ出さない。


たとえ目標が失っても、



美琴が俺から離れて行っても…




俺は美琴が好きってことだけは信じてほしい。




美琴………



俺がいなくても平気だよな?






がんばれよ。