『私…神楽のこと待ってていい?』
「…………。」
“10時発、アメリカ行きの36便にお乗りのお客様は2番ゲートへお越しください”
私と神楽を放送が切り裂いた。
「俺…行くわ。元気でな。」
神楽は私の頭を撫でた。
『神楽!!待ってていいのよね?』
私は神楽の後ろ姿に叫んだ。
でも神楽が振り返ることもないし返事もしなかった。
私は神楽が乗った飛行機を窓に張り付いて見送った。
『うわぁ〜ん。』
私は声を出して泣いた。
やっぱり大事な人っていなくなってから気付くのね。
なんでもっと早く気付かないんだろ。
「美琴お嬢様、これを。」
横からハンカチが出ていた。
「…………。」
“10時発、アメリカ行きの36便にお乗りのお客様は2番ゲートへお越しください”
私と神楽を放送が切り裂いた。
「俺…行くわ。元気でな。」
神楽は私の頭を撫でた。
『神楽!!待ってていいのよね?』
私は神楽の後ろ姿に叫んだ。
でも神楽が振り返ることもないし返事もしなかった。
私は神楽が乗った飛行機を窓に張り付いて見送った。
『うわぁ〜ん。』
私は声を出して泣いた。
やっぱり大事な人っていなくなってから気付くのね。
なんでもっと早く気付かないんだろ。
「美琴お嬢様、これを。」
横からハンカチが出ていた。

