ダメ王子×わがまま姫

「私とパパはね、最初は別々の相手の婚約者がいたの。でもなんとか親を説得して結婚したのよ。」



そうだったんだ…。


「だからあなた達次第で未来なんていくらでも変えられるわ。ただ…美琴は娘だからパパの許しは難しいかもね♪」


ママはウィンクした。


あなたはどっちの味方ですか…。


「俺はなんでも協力するから。」


お兄様…。


頼りになるわ。







「ふ〜。疲れた。」


神楽はベットにダイブした。


「それにしても美琴の両親は美男美人だな。だから凌さんと美琴が生まれてくるんだな。」


なんか一人で納得している。


『ねぇ…パパ許してくれるかな?』


私は神楽に聞いた。



「美琴ママが俺ら次第って言ってたじゃん。だから大丈夫。」


その自信はどこから来るの?