「俺…肉食べに行こー。」



気を利かせたのか瀬本くんはテラスに戻って行った。




長い沈黙。



『神楽…もう一度、私の恋人になってくれますか?』



生まれて初めての告白。



「俺でいいの?愛留はあぁ言ってくれたけど実際俺が死なせたことには変わりないし…。」



バシンッ!


「いってー。」



私は神楽の頭を叩いた。


『そんなネガティブな神楽嫌い。』



神楽らしくないわ。



「………はは。ではお嬢様、俺でよければ。」



神楽は笑って私にキスをした。



ほんの少し離れてただけなのにすごく寂しかった。