「愛留…帰ろう。」


神楽が羽山さんの肩を持った。



「嫌よ。来たばっかりなんだから。ねっ!大同町さん♪」


私にふってきた。


「あんたがいる場所なんてないから。」



夏帆が羽山さんのグラスを取り上げた。



『夏帆……。いいわよ。みんな揃ったってことで。』



夏帆は納得しないようだが渋々グラスを返した。



『さっ。お肉が焦げるわよ?』


私の一言でみんなは元に戻ってまた騒がしくなった。




しばらく経ったとき私はトイレに行くためテラスを抜けた。



「お前…何があった?」



ん?


瀬本くんの声…。