「ちょっと、あんた!」


浅倉がその様子を見て机を叩いた。



「夏帆、いいよ。」


美琴の一言で浅倉は席に着いた。


それから長い沈黙。



息が詰まりそう…。



隣の愛留は何故か笑顔だ。












『美琴〜。帰ろう♪』


鞄を持って美琴のところに行った。


「うん。」


今日の夜から美琴と同居か〜。


楽しみ♪


「皆くん、学校案内してくれない。」



はぁ?!



愛留の言葉で内心キレた。



でも…伯父さんには世話になってるからなぁ〜。


でも早く美琴の家行きたいし。



「神楽、案内してあげなよ。私は先に帰ってるから。」



なんか今日の美琴は変だ。


俺の顔を一度も見てくれない。



『また今度でいいじゃん。』


俺は愛留に言った。