そしてただいま屋上。


目の前には可愛い女の子。


………神楽の元カノさん。


「私と大同町さんって少し似てるね。」



私…あなたよりも可愛くないわよ。


「まぁ私のほうが可愛いけど。」


うざっ!!怒



「あなた…皆くんに家を出るよう仕向けたのね。」



『べ、別に仕向けたわけじゃ……。』


……仕向けたのかも。汗


「私と皆くんは好き同士で別れたの。」


なんか語り出した……。



「皆くんと俊くんは私が中1の時に家に来たの。」


俊くんとは俊介先輩のことだろう。


「俊くんも優しかったけど…皆くんはそれ以上に優しかった。同い年ってことで話しやすかったしね。」


確かに優しいかも。



「それで中2から中3の始めまで付き合ってたの。でも…お父さんにバレて……。“イトコは親戚にあたるから絶対にダメだ”って言われて別れたの。」