「で……、ホントはどう想ってるの?蜂矢春人のこと」



麻耶が真剣な顔で言った。



「……どう想ってるのかな?あたし『好き』とか……よく…わかんない。でも、蜂矢先輩のことを考えると心臓がドキドキするの……。」


先輩に会うだけで、心臓がドキドキ騒音をたてる。



先輩のちょっとした仕草で、胸がキュンってなる。



先輩の笑顔が頭から離れない。



「華……それが、好きってことだよ。」



麻耶は微笑みながら言った。


あたし…先輩のこと好き……?



「あたしもね、悠真のこと考えるとドキドキするよ?眠れない夜もあるんだから……」



「麻耶……、あたしどうすればいいのかなぁ」



「相手は華のこと好きなのわかってるんだからさ、告っちゃえッ!!」



「うぇぇ、無理!無理です!」



だって、あたし素直じゃないし……ι


いつも、先輩の告白流してるし……ι



『好き』って言われてても、不安なんだよ。