「はぁ、はぁ、つ、疲れた………。」



あたしは、走るのを止めて、一人で廊下を歩いた。



なにさっきの、あたしが妬いてるみたいじゃん。



蜂矢先輩怒ったかなぁ?
いちごみるくの角が頭に当たっちゃったもんね。


でも、先輩があたしに好きとか言っといて、元カノらしき人と………



「あ゛―――!もぉっ!!」



よし、とにかく謝りに行こう!!


あたしは、さっきの場所に戻ろうとした。



「あっ、華!もうそろそろうちらの出番だよ!!」



後ろから、麻耶が言ってきた。その隣には中野くんがいた。



「えっ?あれ、もうそんな時間??」



「華、忘れてたでしょ?」



バレたか……ι



「まぁ、早く着替えて」



「はーい」



あたしは、魔法使いの服に着替えた。


やだなぁ。魔法使いとか……ι