「え~?じゃあ、とりあえず『ケーキ大食い大会』に出場しよっか☆」



は??


ケーキ大食い大会……?



「うぇぇっ、いいです!いいです!結構です!」



あたしは、手を横にブンブンとふった。



「よしっ!では、行こう!!」



そう言って、先輩はあたしの手を握って、足を進めた。



ドクン――…



変なの……手を握っただけで、こんなにドキドキするなんて……あたし、顔赤くないかなぁ?



あたし、先輩のこと――……?



……って、



「人の話を聞けぇぇえぇ!!」



あたしは、叫んだけど、先輩はあたしの言ったことなんかシカトして、『ケーキ大食い大会』へと来てしまった……ι