「はふ~っ」



バタリとあたしは机の上に倒れた。



「どしたの、華??」


「おぉ~、麻耶。おはよぉ」



「おはよっ。もうお昼になるけどww」



あたしに声をかけてきたのは、あたしの親友の谷原 麻耶[タニハラ マヤ]。



「もー、だめだ。朝からひどいめにあった……。
女って怖いね。うん。僕は人生の恐ろしさというものを学んだよ」



「なんだこの子は。一応、あなたも女ですよ??」



「ふははっ、そうでしたねぇ」



「何があったの??まぁ。蜂矢春人関係だろうけど………。」



「なっなんでわかるのさっ………もしかして、麻耶って超能力者!?」



「何故そうなるのじゃ。」



「えっ違うの?」



「華が話すことは大体、蜂矢春人のことでしょ」



「えぇ~?そんなことないよ。」



「あるある。だって、華さ蜂矢春人のこと好きでしょ?」



「………あたしが??」



「うん」



「………蜂矢先輩を??」



「うん」



「……好きなわけないじゃん!
先輩はあたしの中で知り合い以上友達未満のランクだから~。はははー。」



「そ、そうですか。」


ホント………、先輩とはそれ以上の関係にはなっちゃいけない…………。



………人は、裏切るから。