「…たしが―――……った?」



華ちゃんが小さくボソッといった。



「あたしがいつ、蜂矢先輩のこと嫌っていった!?」



びっくりした、華ちゃんが大声で怒ったもんだから………。



……でも、それ以上に嬉しかった、華ちゃんが俺を嫌がってないってことがわかって……嬉しい。



「でも、付き合ってるわけじゃないんだろ?」



男が聞いた……その時、



「………いいから、失せろってんだよ!!この糞野郎!!二度とあたしに近づくなっ!!」



華ちゃんが男のネクタイを引っ張りながら言った。



…………わぁー。


華ちゃんの意外な一面を見てしまった。


キャラ変わってんじゃんか……。


でも、そんなとこも好きだよ。ww



「こんなの高宮華じゃなーい!!」



そう叫びながら男は走り去ってしまった。



「は、華ちゃん??」


俺はおそるおそる声をかけた。



「なんですか?」



「いや……いつもの華ちゃんじゃなかったから、少しびっくりした……。」



「嫌いになりました?」



「なるわけないじゃん」



どんな華ちゃんも俺はずっと好きだよ。