華ちゃんは泣き叫んだ。



「蜂矢先輩にあたしの何がわかるんですか!?親が家にいないせいで、なんでも一人でやってきた。これから先も一人で生きていくの!だから…もぉ、あたしに構わないで!!誰もあたしの中に入らないで!!」



俺は華ちゃんを抱き締めた。



「い…や……。先輩…離して………」



「やだ。華ちゃん、ホントは寂しいんだよね?俺には本当の事を言っていいよ……。」



華ちゃんは俺の胸の中で頷いた。



「ずっと、ずっと……寂しかった。」



「ん」



「一人が怖かった……。」



「大丈夫……。俺がずっと華ちゃんの傍にいるよ」



「ありがと………先輩。」