―――………
―――――………



ベシッ



「いたっ」



「何ボーッとしてんだ、春人。」



和哉が俺の頭を叩いて言った。



「かっ……和哉くんっ……;」



「うわっ、なんだコイツι」



「和哉くん……。僕、ふられちゃったよぉ。グスン。」



「ふられたって、高宮華ちゃんに?」



俺は首を縦にふった。



「ありゃま――……ι」



「「春ちゃん、元気だしてー」」



俺のファンたちが言った。



「まぁ、あんな告り方じゃねぇ……」



ファンクラブ会員No.1(リーダー)が言った。



「ん?春人、どんな告白したんだ??」



「……えーとですねι…………」



俺は和哉に出来事を説明した。



「…………というわけですよ……。」



「……馬鹿か?お前は。」



グサッ



「そんな告り方があるかっ!」



グサッ



「そりゃ、ふられるわ」



グサッ



「最低だな。」



グサッ

グサッ



ついに、とどめを刺された。



『最低』華ちゃんに言われたことを思い出した。