★翌日★ 「華ちゃん!」 昼休みに珍しく春人から呼び出された。 「なに?どうしたの?」 「ん?……華ちゃん、抜け出そっか」 「?」 あたしはよくわからないまま春人に手を引かれながら学校を抜け出した。 「春人っ!どこいくの?」 「ないしょ~♪」 春人はいつものように愉快そうに言ったけど、目は笑っていなかった。 なんか、真面目というか、真剣な感じで……雰囲気が違かった。