「なっちゃんも一言、春ちゃんに言ってあげて?」 真冬がそう言い、俺はどんなことを言われるかドキドキしながら正座して待った。 その夏希様の一言は…… 「……はッ!」 夏希は俺を見下すような感じで言った。 え?なんか、夏希のが一番傷ついたんだけど?なぜか一番グサリと来たよ僕のハートに。うん。お兄ちゃんはなんだかとっても寂しいです。 兎に角、早く華ちゃんと仲直りがしたい。早く会いたい。 そんなことを想いながら俺は眠りについた。