ドグァァッ――…… その瞬間、僕は宙を舞いました。 「――――っ」 聞いたこともないような効果音がでる程の痛みが俺のアゴに渡った。 「いい訳なんて聞きたかないわっ!」 俺のアゴに頭突きをした華ちゃんは、それだけ言い残して去っていった。 アゴが痛くて追いかけることすら俺は出来ないなんて情けない男だ。 つか、普通ここはビンタとかじゃないの?