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少し時が過ぎ。季節は春。




夏希ちゃんは、あたし達の高校を余裕で合格し、今日入学する。






あたしと春人も進級し、あたしは2年に春人は3年になった。






「あっ!華――ッ!!」






「うおッ!!」






学校の門をくぐったあたしに麻耶がいきなり抱きついてきた。





「華ッ!あたし達また同じクラスだよ!」





麻耶は嬉しそうに言った。






「ま、まぢで!?」





あたし達は手を叩き飛び跳ねながら喜んだ。




まさか、また同じクラスになるとは。絶対に別れると思ったんだけどなァ?ww






「で、あの人は?」






あたしは麻耶に尋ねた。




「あの人って?」






「あれだよ。ん~と、田中じゃなくて中山?……ほら、麻耶の彼氏!!」






「中野 悠真です;」






「そう!!中野くん!……って、中野くん!」






中野くんがいきなり現れた。だから、君影が薄いんだよww






「高宮、いつも俺の扱いひどいよな;」





「す、すみませぬ。」