シャッ―――……






ベッドとの境のカーテンが開いた。





「あら、蜂矢くん。どうしたの?」




保健室の先生が聞いた。





「えぇ~っと、少し寝不足みたいで……ι」





俺は適当な嘘を並べた。



どうやら、間に合ったみたいだ……ι



華ちゃんはばれないように、俺と同じ布団に隠れ潜っている。



我ながら上手く誤魔化せているようだ。




「そう、夜更かしもほどほどにね。……じゃあ、先生またちょっと出かけるけど、いいかしら?」




おぉッ!
どうぞ、行ってください!!
いますぐ行ってください!!
さぁ早く行ってください!!




「はい。大丈夫ですよ」





「じゃあね。」





シャッ――…





再びカーテンが閉められた。




俺はホッとした。




「華ちゃん、大丈夫?」




「な、なんとか……」




まだ、先生が保健室を出ていってないので俺は小声で尋ねた。





ガラ――…ッ




保健室のドアが開いた。




「じゃあね、蜂矢くん。そういうことは学校が終わってお家でしなさいね。」





パタン――……




と先生が言い、保健室のドアが閉まった。




………ι






どうやら、ばれていたらしい……ι