「はい♪先輩の分!!」 「え?……ありがとう」 華ちゃんが俺に風船を渡してきたので、俺はそれを受け取った。 「あははっ!先輩、風船似合いますね」 「え?ホント?ありがとー」 風船似合うって、誉め言葉として受け取っていいのか? 「はい!とっても似合います。こういう小学生いそうです!!」 「…………。」 これは、ほめ……こと…ば…ですか? 「なーんか、華ちゃん俺で遊んでない?」 「ふふ、どーでしょうねぇ」 今日の華ちゃん、テンション高いなァ。 俺も決して、低いわけじゃないけど。