「なんか、蜂矢先輩に会ってからあたし太った気がする……。」



目の前に座る華ちゃんはケーキをつっつきながら言った。



「あははっ、幸せ太り☆」



「幸せなんかじゃないですよ……。あたし」



華ちゃんは、悲しい目をした。


……また、あの目だ。
初めて会った時もそうだった。