「おい、待てよ!」

風が収まってから空を見上げると、遠くの小さな点になっているのが見えた。

とりあえず、体に異変がないか確かめてみる。
うん、異常なし。

「呪いって何だよ…? あっ、太助大丈夫かぁあぁぁ!」

ヨロヨロ立ち上がってきた太助の元に駆け寄って抱き上げた時、
俺は呪いの効果を知った…。