私、赤ずきん。 ~狼さんに恋して~

 
「……ちょ!

ちょっとやめてよッ!

どいて!!!」


……って言ったって聞いてくれるわけもなく、地面に押し付けられる。


いーたーいー!!!


バタバタ暴れても、しょせん男の子の力にはかなわない。


がっちり腕を掴まれて、身動き1つ出来ずにいる私を、男子たちが笑って見下ろしている。


すると、私にまたがっていた男子がニヤリと笑った。


「そういやお前、小田切と付き合ってんだろ?」


「へ!?」


思いがけない言葉に、一瞬状況を忘れて首を傾げた。


私と、小田切が?


付き合って……?


「なななななななななな……ないですッ!!!」


一気に真っ赤になる私の顔。


「嘘ついてんじゃねーよ。

昨日だって、ここでテメェら2人が一緒にいたとこ見た、って奴もいるんだぜ?」


それはたまたま!


つ、付き合ってるわけじゃないもん……。


っていうか!


こんな状況で、なに照れてんのよ私のバカ!


「まさかあの小田切に女がいたなんてなァ……」


「だあからあ!

彼女じゃないってば!」


……嬉しいけど。


「アンタが犯されたって聞いたら、小田切のやつ、どんな顔するんだろーな?」


「え……?」


すると次の瞬間、またがっていた男子の手が私の胸に伸びた。


「ッ……ひゃ!?」


「恨むんなら、小田切を恨みな!」


「や……ッ!

ぃやあああああッ!」


私の体を荒々しく撫でる指、首にかかる吐息、下品な笑い声……。


気持ち悪い……!


助けてっ……。


助けてっ……!


小田切くんっ……。


小田切くん……!!!